経済の歴史っておもしろい

いろんな分野で勉強していると、「なんでこうなってるんだろう?」、「どうしてこうなったんだろう?」

と疑問に感じて「関連するキーワード」で調べても、明確な答えが見つからないか、歴史の経緯が説明される回答のときがあります。

ということは、歴史を知ればある程度のことは自分で想像して答えがだせるんじゃないか?と思い歴史を学び始めています。

本を何冊か読んでいますが、良いと感じたものを紹介します。

概説 世界経済史〈1〉旧石器時代から工業化の始動まで

 

概説 世界経済史〈2〉工業化の展開から現代まで

 

歴史を知るときに、経済の歴史から入ったら面白いかもしれない。と思い、経済の面から歴史を学んでいます。

現代の経済を学んでいることも関係していると思います。

あとは、今までの「歴史」のイメージは義務教育で生まれた「なんかよくわからないもの、楽しくないもの」だったので、義務教育でやるような「歴史」の学び方は嫌でした。じゃあ歴史でも違う側面から見ているものにしようと、経済面から学んでみることにしました。

そこで読んだところ、まず「ありがとう」と思いました。

歴史を記述をすることはすごく難しいと思います。レベルは大幅にさがる例で申し訳ないのですが、自分自身の歴史を書くだけでも大変です。どういう構成にまとめて、どんな時間間隔で書けばわかりやすいか、とりあげるトピックは何か、など書き出す前に悩みがたくさんあります。

さらに、歴史を紐解く上で重要な、現存する証拠の意味の読み取り方で、人によって理解、解釈が異なります。

そのような難解な作業を、2冊の本にまとめて頂いただけでも感謝です。そのうえ、人類の経済発展を学ぶ上でもポイントがわかりやすいと感じました。

タイトルに経済史とありますので、歴史の詳細を全て掲載しているわけではありません。基本的な歴史を知ってからこの本を読んだほうが理解が深まるかもしれません。

逆もしかりで、この本をよんでから基本的な歴史を知るでもいいと思います。

ボリュームはあります。文字が書かれた1ページの文字数は約1,000文字。これが約300ページあります。

計算するとすごい文字数ですね。もちろん、図、地図、写真もありますので300ページ全てが文字ではありません。

普段は1冊2~3時間で読んでしまいますが、この本はそんなに短時間では読めませんでした。じっくり時間をかけて読んだ方がいいと思います。時間がかかるということは、私にこの分野の知識が蓄積されていない証拠でしょうね。

そして、この本はヨーロッパを中心に記述されています。日本についての歴史は少ししかないので、日本の歴史が気になってきました。

この本が歴史にはまるきっかけになった気がします。