家のお掃除にロボット掃除機が欲しいなと思いながらも購入していない理由の考察

最近では沢山のお掃除ロボットが発売されていて、欲しいなーとはおもいますが高いのでなかなか購入するまでに至っていません。

価格の他にも、ロボット1つで気になるところを全て掃除できるわけではないし、1階と2階は移動できないしなーとか、絶対やつらには行けない場所がでてきて、そこのホコリが気になることになる、とか考えてしまいます。

ただ、お掃除ロボットの調査はネット上ではかなりしてますので、普段ならもう購入しているくらい思いは強いのですが、なぜか買ってないんですね。ふと疑問になって、自己分析をかけてみました。

チキチキチキちーん!!(分析している音)

結論がでました、それは・・・

「今あるダイソンの掃除機が優秀だから」 です。

分析結果を説明しますね。

ちょうど2年前になりますが、ダイソンのコードレスクリーナー V8を購入しました。あの年は寒い日でした・・・雪が降っている日に通販で購入したダイソン掃除機が届いたのを覚えています。大雪だったので雪かきが大変な年でした・・・とかはどうでもいいですね。

購入したときもダイソンの評判は良かったのですが、正直あまり期待していなかったです。「コードレス」タイプは外部電源を使えない以上、パワー面や重量面でまだまだだろうと。そんなことを考えていたので、コード付きタイプの掃除機は捨てずに置いてありました。

最初にダイソンのコードレス掃除機を使ったときは、「おおー、良く吸うし、電池もそこそこ持つ」という感想。「でもそのうち、吸引力も落ちて、電池持ちが悪くなるんやろう 」とも思っていました。

そこから2年が経ちましたが、吸引力も電池持ちも落ちたとはあまり感じられません。

そして、2年が経って振り返ってみると、ダイソンのコードレス掃除機を使ったことによって今までにない変化が自分自身に表れていることに気がつきます。

それは、

  • リビングだけと思って掃除機をかけだすと家中を掃除している
  • ちょっとでも掃除機をかける

という習慣がついたことです。

いま振り返ってみると定着しているなと感じる習慣で、ダイソンのコードレス掃除機を使う前は全くなかった習慣です。

なりず自身は綺麗好きのカンペキ主義者ではありません。どちらかというと、なるべく掃除はしたくないナマケモノタイプです。

長くなりましたが、まとめると掃除機をかけることに対する、「面倒くさい」、「嫌だ」というイメージが、ダイソンのコードレス掃除機を使うことで軽減されているから、ロボット掃除機にやってもらわなくてもいい。だから現時点でロボット掃除機は買っていない、という分析結果ですね。

じゃあ、なんでその習慣がついたかと分析してみます。

チキチキちーん!!(分析している音)

結論がでました、それは・・・

「ほどよい労力で綺麗になったときの爽快感を得られる」

上に書いた習慣が定着した理由かなと思います。

コード付きタイプの掃除機で掃除しているときはイライラしっぱなしで、掃除が終わると、もう次はかけたくない・・・と思ってました。そのときは、いわゆる昭和時代からありそうなスタイルのものを使っていました。一応どんなものかを説明しますと、吸い込み口のヘッドから長い筒がついていて、そこから稼働式のホースにつながり、丸っこい本体があるやつです。一番イライラするのは、場所ごとにコンセントを繋ぎ変えないといけないこと。一番設置条件の良いコンセントに指して掃除機をかけるのですが、我が家では寝室のベットの脇にまわるとあと20cmだけどう頑張っても届かないところがあるので毎回そこでイラっとしてしまいます。あと、階段ですね。階段なので当然ですが、幅が狭く高低差があるので掃除機本体を担ぎながら掃除機をかけないといけません。掃除機本体がどんなに軽いといってもめんどくさかったです。今思うと両手がふさがるので少し危ないですね。あと嫌だったのは、夢中になっていると掃除機の本体がどこかに「ゴンっ」と必ずあたることと、コードリールの巻き取りが3回に1回は失敗することですね。

コードレス掃除機では、掃除機をかけているときにストレスがほぼありません。仮にあったとしても掃除機かけてるんだから仕方ないよね、と思えるくらいのものです。そして、ゴミが落ちているのを吸っていくのが楽しい感覚を覚えるようになりました。正確にいうと、ゴミを吸い込んで綺麗になった床をみると、あ~すっきりしたというちょっとした快楽で頭の中が満たされます。すると、次はここ、次はここ、と繰り返していくうちに家中を掃除機かけていたということになっているのでしょう。

掃除機をかけていて思うことは、掃除している理由と若干矛盾しているかもしれませんが、掃除機をかけている場所にはゴミかホコリが溜まっていることを心のどこかでは望んでいて、それを掃除機で吸い込んで綺麗にするときのほうが何もないところを掃除機かけるよりスッキリするということ。

逆にいうと、ゴミもホコリも見えないところを掃除機かけてもあまり掃除をしている実感がわかないので、達成感が得られない。

ホントは、人間の目に見えないようなチリやホコリを吸い込んでくれているので意味はあるのですが、達成感はあまりないのです。

ちなみに、人間にも見えないようなチリやホコリを実感するのは、ダイソンの掃除機を掃除しているときですね。

ゴミが集まっているところをパカっと開けると、大きなゴミの塊はすぐに落下します。その後に、トントンとたたくと、すごく細かな粒子が固まった白い塊がパラパラと落ちてきます。「これ、床にあるときは見えてないヤツかもしれないな」とよく思います。

とはいっても、ゴミやホコリが多すぎると、こんな汚いところで生活していたいのか・・・と少し嫌な気分になるかもしれませんが。

また話が脱線しましたが、要するに掃除の前後で目に見えて綺麗になったほうがスッキリするのです。

コードレス掃除機はすこしパワーが劣るのかもしれませんが、パワーありの掃除機で1週間に1回か、パワーそこそこのやつで1週間に2回だったらどっちがいいんでしょう。

私の場合は、パワーがあってもコードついてたら1週間に1回かける自信がありません。仮に1週間に1回かけたとしても、すごく精神を消耗することになるでしょう。

つまり、次に掃除機をかけるのが嫌にならないくらいの労力・ストレスで掃除機をかけられるのが継続できる理由になっているということですね。

あと良かったのが、車の中を掃除するのも楽になりました。短いノズルに差し替えるだけであとは普段と同じなので。前は家で使うコード付き掃除機で車内を頑張って掃除してました。玄関の前まで車をもってきて、コードを全部引き出して家のコンセントにつないで・・・、今では懐かしい思い出です。

自動車の12V用掃除機を2回くらいつかいましたが、吸引力が無さ過ぎてすぐに使わなくなりました。

ダイソンの掃除機は他メーカーの掃除機に比べると、少々お高めで2つ買えるくらいの値段だったりするんですが、そんなに買い替えるものでもなさそうだし、普段イライラすることを考えると値段の価値はあると思っています。

いま使用しているダイソンが壊れても間違いなく同じタイプを買いますね。あと3~5年くらいはもってほしいですが、そのときにはもっといいやつをダイソンが作っていて、壊れてなくても欲しくなるものが登場しているかもしれません。そんなものを作ってほしいですが、今のダイソン掃除機をさらに良いものにするとすると、サイズをもう少し小さくしてほしいのと、もう少し軽くなるといい。あと、ゴミ捨てがもっと楽に綺麗にできるといいかなと思います。

特に今のやつでも十分かとは思いますが。今の最新のV10ではV8と比べて

  • バッテリーのセルが増えてパワーが上がっている
  • 吸引力を向上させるために、気流の流れを直線的に変えている
  • ゴミ捨ての方法が変わっている

ゴミ捨ての方法はV10を使ったことがないのでどっちがいいかわかりませんが。

私の場合はバッテリー持ちは十分ですね。年末の大掃除はすこし足りないのですが、バッテリーの充電時間を考えて掃除する内容を時間でわければ1日でできるので、それも大した問題ではないです。

でも、さらなる吸引力を求めるためのバッテリー容量アップはいいと思います。

型落ちで安くなってたらV8で十分でないかと思います。これはV10を使っていないから言えることかもしれませんが。

ではロボット掃除機はダメなのか?

途中からダイソンのコードレス掃除機のことになってしまったので、最後にロボット掃除機について考えていることを書いておこうと思います。

ロボット掃除機を買うと1回10分の掃除時間が年に何回あって~年間何時間節約できます、みたいな試算がありますが、その1回10分の時間を他のことで有効に使える人でない限りは自分で掃除機かけたほうが金銭的にも負担にならないのではないかと思います。しかも、年間50時間と言われればかなりムダに感じてしまいますが、1日10分だとこの中途半端に短い時間で稼げるような人は少ないのではないかと思うのです。

とはいえ、ロボット掃除機を否定しているわけではありません。ロボット掃除機は掃除をしないといけないストレスから解放してくれる頼もしい存在ですし、全部ロボットがやってくれるのなら喜んでお願いしたい。ただ、一定以上の品質でやってくれる見込みがないとね・・・とは思います。

このへんの考え方は人によってそれぞれですよね。色んな考え方・理由があるのでそのへんを他の人に聞いてみると結構楽しかったりします。うちの場合はこんなことがあって・・・こんなことになるから、ロボット掃除機だとか、中には昔ながらのコード付きタイプじゃないとダメという人もいますしね。

なんだかんだ言っても、余裕ができたらロボット掃除機は買うと思います。

どういうルートがいけないのか?とか、どういうところが弱いのか?ということを検証するために1台購入して観察してみたいなとは思っているので。

ロボット掃除機を買うか考えているときによく思うことは、ロボット掃除機本体を購入するときは計画の最終段階だなと。

なぜかというと、いま一般人が購入できるロボット掃除機では、家の間取り、家具の種類、新築・リフォームのときは構造などを考えないとロボット掃除機で全てもまかなうことができないからです。逆にいうと、家を新築で建てるときにロボット掃除機で全てまかなえるような間取り、構造、家具の種類の配慮を達成できれば人間がかけるタイプの掃除機はいらないといえるでしょう。

そのうち、「OK Google、ゴミ落としちゃったから掃除しといて!」なんて行って自分は出かけるみたいなことしてみたいな。

指示はGoogle経由でなくてもいいんですけど、例えばお掃除ロボットに好きな名前つけて、「よし、ポチ!私は遊びにいくけど、掃除しといてね!」と指示する、

そしたら、ポチは

「了解いたしました。度々で申し訳ありませんが、ベッド下の空間は100mmに満たないため、私のボディは入っていけません。よって掃除を100%達成することができません。最近ホコリが溜まっていますので、ご主人様のほうで早急に清掃をお願いします」

と逆に指示されるようなことがあっても楽しいかも。